雑魚の掃き溜め

青春が止まらない

大好きだったバンドが解散する

大好きだったバンドが解散する。

 

ここ数年は音源も買わないし、ライブも誘われて年1回行くくらいに疎遠になってたけど、今追いかけているバンドより長い間見続けてきたバンドだった。

初めてライブに行ったのは8年も前のことで、小さな小さなハコで男性ファンに囲まれてドキドキしながら彼女達を見た。彼女達は今とは比べ物にならないくらいMCも演奏もたどたどしかった。でも同年代の女の子が堂々とたくさんの人の前で演奏しているのを見てとても感動したのを覚えている。

彼女達をきっかけに色々なバンドを聴くようになって、大学では軽音部に入って、色々な人と出会って、色々なライブに行くようになって、彼女達の曲もありがたいことにコピーさせてもらって、とても充実した音楽生活を送ってきた。

こんなステキな人生のきっかけを作ってくれたのに、彼女達を大事にしてこなかった自分に対して怒りしかないし、後悔してもしきれない。

自分が情熱を傾けてきたバンドが解散するのは初めてだったので、たくさんの人が言っていた「後悔」の意味をようやく知った。

 

先日、ラストライブ1本目に行ってきた。

彼女達のライブに行くメンバーはここ5年くらいいつも一緒で、この人達に理由を付けて会えるのも彼女達のおかげなんだと今更思った。

セトリは新旧交えたとても素晴らしいもので、思わず泣いてしまった。

 

音楽は人の思い出と共にある、なんてどこかで聞いたことあるようなないような気がするけどそれは本当で、「あの時やってたよねこの曲」とか「これ、コピーしたことあるなあ」とか「そうそうこの曲あのアルバムで一番好きだったんだよ」とか自分の思い出がぶわーっと一気に蘇ってきて、気付いたら涙が出てた。

ずっと疎遠にしててごめんね、もっと聴いてあげればよかった、大事にすればよかった、今までありがとう、なんて気持ちもあって、後悔先に立たずとはこのことか、とも思った。

 

ありがたいことにラストライブはまだあと1本あるし、二度としたくない後悔に気付けたし、残り少ないけど彼女達との思い出を胸に刻んで楽しみたいなと思いました。

彼女達が「最後の人もいると思うけど、これからも私たちの音楽を聴いてくれたら嬉しいです」って言ってたのがとても心に残ってて。

色んな人のこれからの人生に彼女達の曲が根付いてほしいなあって思った。もちろんわたしの人生にも。

 

ありがとう、ねごと。

あと1ヶ月、貴方達の音楽を大切に聴いていきたいです。

京都に続く。